構造用合板を使用した面材補強壁
構造用合板t9以上を使用した面材耐力壁による補強方法です。土台と梁にまたぐように所定の下地組みを行い、N50-@150で釘留めを行ないます。外壁面の耐力壁増設や天井、床を壊して張り替えるため、押入などは解体範囲が限られておりますのでお客様の生活面への影響や補修範囲も押入に限られる為、補強場所に適しています。壁面の必要強度により雑壁扱いで耐力壁としての強度が充足できる場合には、部屋内でも天井と床を壊さずに構造用合板に張り替えたりも致します。また、構造用合板は材料代が安くすみますので床張替えとクロスの張替えを伴うリフォーム時に耐震診断を行い、ご検討くだされば安心です。<和室押入を改修の場合>
1.解体前(京壁)
2.押入解体
3.壁構造用合板張り
4.押入棚復旧
天井や床を壊さないで出来る面材補強壁
大建工業(株)のダイライト耐震かべ「かべ大将」を使用した事例です。かべ大将は既存の天井と壁を壊さず耐力壁の無い所を耐力壁にできる工法です(※耐力壁とは建物を支える剛性のある壁の事を言います)。仕上はクロス張りのみとなります。壁の面材を「ダイライト」という厚さ12mmの不燃性火山性ガラス質堆積物質と鉱物繊維からつくられた構造用面材に張替え、壁の強度を上げます。構造用金物の取付を行い、地震時の柱抜け対策も行います。工事期間も短く廃材の削減もできますので改修費を安く済ますことが出来ます。洋室、和室共に専用部材を使い改修できます。
同様の工法で鞄本住宅構造研究所の耐震改修工法「ガーディアンウォール工法」の認定施工店にもなっており、改修プランに合わせて適宜使用しております。
<かべ大将工法>
1.解体前(和室京壁)
2.かべ大将下地組
3.かべ大将取付
<ガーディアンウォール>
・設置例
(工程はかべ大将と同様)
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